七面焼は、原料にこだわり、水戸藩領地内で採取した粘土と釉薬だけを使用しています。

粘土

<粘土づくりの工程
精土作業
① 乾燥原土
② ボ-ルミル(磨砕ボ-ル & 水)
③ フィルタ-プレス(脱水)
④ 粘土ケ-キ
性状改善
⑤ 混練作業 (混錬機)

精土作業
採取した原土を溶かし、含有鉱物性物質(長・硅石等)を磨砕(微細化)します。

① 乾燥原土
② 小型ボールミル
② 磨砕ボール(石)
 ② 排出(木屑等回収)
③ フィルター プレス(脱水作業)
④ 粘土ケーキ

性状改善
七面焼の粘土は、鉄分を多く含み、収縮率も比較的大きく、耐火度がやや低いという特長があります。
粘土特有の性状を活かすため、水戸藩領地であった小砂陶石が性状改善に用いられていました。
これらの改善技法は、現代にも継承しています。

⑤ 混練機(ニーダー)
⑤ 混練作業
⑤ 混練終了(取り出し作業)
性状改善した七面焼の粘土

※これらの作業は、茨城県立陶芸大学校の設備を使用して行っています。

釉薬

現存または発掘調査による出土品に見られる(使用された)釉薬の調合割合を把握するため、三角座標試料(*)の作製を行いました。

釉薬の主原料としては、水戸藩内には長石が希少のため、調査研究を重ねた結果、町田花崗岩系鉱物を代替品として特定して使用しています。 現代に蘇った幸せ呼ぶ七面焼は、この三角座標試料を基に釉薬調合しています。

* 三角座標試料
釉薬の配合による仕上がりの変化を試料化したもの

還元焼成した三角座標試料

三角座標試料(還元焼成)に基づき調合した3種類の釉薬使用例

写真左(糠白釉) 写真中央(灰釉) 写真右(藁灰釉)
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